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料金について

業者選びのポイント
(アパート・マンション清掃編)

定期的な掃除を誰かにお願いしたい。できれば安く、いい業者にやってほしい。

でも、いい業者ってどこにいるのだろう…?

サイトを見ても料金がわかりにくいし、サービスのレベルもわかりにくい…。

ネット検索をしている方であれば、きっとこのようなお悩みを抱えているのではないでしょうか。

世の中には「業者」といわれる清掃関連事業者が数多くありますが、
ここではそれらの情報を整理しながら、どのようなポイントを考慮することが、
「いい業者選び」につながるのかをみていきたいと思います。

そもそも定期清掃って

そもそも定期清掃って…?

よく「定期清掃」という言葉が使われていますが、清掃業界においては、

定期的な清掃には2種類のものがあります。

ひとつは「日常清掃」。もうひとつは「定期清掃」です。

 「日常清掃」は定期的な清掃といっても頻繁に行われる種類のもの。

毎日だったり週に複数回行われるような、比較的簡易な清掃を指します。

拭いたり掃いたりの掃除が中心になるので「拭き掃き」と呼ぶこともあります。

一方「定期清掃」は月に1回や年に複数回行われる種類のもの。

専用の機械や洗剤を使った床洗浄やガラス清掃など、専門的で特別な清掃作業をそう呼びます。

その他にも「巡回清掃」や「特別清掃」などと呼ぶ清掃サービスもあります。

「巡回清掃」は週に1回や月に数回行う簡易的な清掃をいいます。

作業時間も短い傾向にあり、1日で複数の物件・案件の清掃を巡回しながら行うことから巡回清掃と呼びます。

「特別清掃」は2種類の意味で使われる傾向があります。

ひとつは先の「定期清掃」と同じ意味で使われる場合。

もうひとつは定期清掃とは違って不定期で行われる特別な清掃作業を指す場合。

例えば側溝の清掃や屋上・外壁の洗浄などがあります。

料金について

定期清掃を行っている事業者って
どんな会社があるの?

定期清掃を行う業者には、主に3つのタイプがあります。

ビルメンテナンス事業者

清掃だけではなく設備点検や保全・修繕、警備等々、ビルや建物の維持管理に必要とされる業務を幅広く取り扱う事業者。日本の高度経済成長期の波とともに誕生・成長してきた会社が多く、全国展開している事業者もある。 清掃業務(特に定期清掃)については自社のスタッフが行うのではなく外注していることも多い。

清掃専門事業者

設備管理などは行わず清掃に特化して業務を行う事業者。ビルメンテナンス事業者を顧客としたり、独自で依頼主とつながることもある。 定期清掃や特別清掃を専門とする事業者が多い。 清掃業務を専門としているだけに技術レベルが高い傾向にある。

個人事業者

会社形態ではなく個人(一人親方)で清掃業を営んでいる。存在が認知されにくい傾向もあるが、参入障壁が低いこともあり事業者の数は多い。技術レベルは千差万別。やはり腕がいい業者ほど忙しくスケジュールに空きがない。

日常清掃や巡回清掃を行っている事業者ってどんな会社があるの?

ビルメンテナンス事業者

ビルメンテナンス業の業務の主である施設・建物の維持管理には日常清掃が欠かせない。そのため規模の大きいビルメンテナンス事業者においては、日常清掃業務は主要業務の位置づけとなっている。

清掃専門事業者

実施頻度の多い日常清掃・巡回清掃を扱う事業者はそれほど多くはない。中小規模の事業者の場合、現地スタッフを管理する部門がない場合も多く、定期清掃や特別清掃に特化する傾向がある。 ただ巡回清掃についてはフランチャイズ形態で営業展開している事業者もある。例えば、ダスキン、ダイオーズ、ビルズなどである。

シルバー人材センター

シルバー人材センターは65歳以上の作業請負スタッフを斡旋する公益社団法人。請け負う業務の幅は広く、家事や事務作業なども取り扱っている。清掃関連業務の請負も多い。清掃については必ずしも経験者が派遣されるわけではないが、低コストで依頼することができる。

マッチングサイト

ウーバーのように消費者側と提供側をマッチングさせるサイト。提供側はギグワーカーやフリーワーカー。リクルートが運営するエリクラなどがある。掃除を専門とするスタッフや清掃経験者が登録するというよりは、日常の隙間時間を有効活用して少しでも収入を増やしたい、という層が大半である。

便利屋

清掃を専門としてはいないが、日常清掃や巡回清掃を対応可能業務のひとつとしている事業者もある。

※参考サイト

「頼むならどっち? 比べてみました!

シルバー人材センターさんとアパート清掃専門業者」

https://www.tatemono-s.jp/category/2079726.html

「さらに比べてみました 清掃人材マッチングサイトとシルバー人材センターさん」

https://www.tatemono-s.jp/article/16405986.html

業者を選ぶ基準は?

業者を選ぶ基準は?

業者を選ぶ際は何を基準にするといいのでしょうか?

それはやはり一にも二にも「料金」という方が多いのではないかと思います。

ここでは料金を含め重要と思われる3つの基準について見ていきたいと思います。

 

その1 料 金
まず料金。でも料金がわかりにくい…

料金がわかりにくい

いいモノをより安く買いたい。これは誰にでも共通する心理かと思います。

ですが、清掃を依頼する場合難しいのが、「高いのか安いのかがいまいち分からない」という点です。

清掃や掃除と一言でいっても、どこまでの範囲を清掃するのか、どのレベルまでキレイに仕上げるのかについての基準がありません。

ビルやマンション、商業施設の場合はなおさらで、清掃の範囲が広いほど料金体系が不明瞭になる傾向があります。

 

これがエアコンクリーニングの場合であれば、少しネットを検索すれば相場がつかめます。

ですが、日常清掃や定期清掃となると、各清掃業者のサイトに載っている料金についての情報は「現地見積り」という場合がほとんどで、現地見積りに対応するいくつかの業者の中から(つまり限定された業者の中から)、ひとつを選ぶことになります。

ひとつの傾向ですが、専門業者ほど「単価が安い」傾向にあるといえる部分はあります。 

エアコンクリーニングを依頼する場合は、エアコン清掃専門業者のほうが安い傾向にありますし、定期清掃もやはり同じことがいえます。

 

専門業者の場合、業務に精通していますから、同じ作業でもより短時間で行うことができ、使用する資器材・洗剤などもすでにあるものを使えますからその点でのコストパフォーマンスにも優れ、結果、提供単価を下げることができます。

専門業者でない場合、業務の内容を見通すことができずその部分の懸念を抱えていることから、「念のため少し単価を高めにしておく」といった判断がなされる場合があります。

 

また、物件や清掃案件に近い業者ほど「単価が安い」という傾向もあります。

移動時間も当然人件費が発生しますから、遠い業者に依頼した場合、移動コストが単価にオンされることを見込んでおく必要があります。

その2 業者の所在地
近くの業者であるかどうか

近くの業者であるかどうか

料金とはまた別の意味で、遠い場所にある業者に依頼するよりは近くの業者に依頼するメリットがあります。

それは日常清掃や定期清掃の場合、時によっては緊急対応やアフター対応が必要になることがあるからです。

例えば、建物のあるところで漏水が発生している、などといった事態が生じたとき、近くの業者であればいち早い対応が期待できます。

 

また近い場所にある業者であれば、当然地域での自社の評判を気にしますので、不適切な対応やずさんな対応が起こりにくいと想定できます。

 

業者側の心理としても、「なるべく狭いエリアで効率的に動きたい」という気持ちが働きますので、同地域の顧客・案件を重要視する傾向があります。

その3 専門性
専門業者であるかどうか

専門業者であるかどうか

当然といえるかもしれませんが、専門業者であるほど業務に精通しています。

専門業者であれば信用できる、というわけではありませんが、「専門でい続けることができている」ということは一定のレベルをクリアする技術力・サービス力を保持している、と判断することができます。

 

清掃や掃除といってもその範囲は結構広いものです。

「清掃ならなんでもお任せください」という業者を選ぶよりも、定期清掃・日常清掃を専門に行っている業者を選ぶほうが品質面でもコスト面でもメリットがあると考えられます。

専門家ならではの経験知が、施設管理をしていく上で優位に働く局面もあるはずです。

業者選びのよくある失敗事例

営業担当者との約束が現場に伝わっていない

業務が伝わっていない

営業担当者自身が現場に立って清掃業務を行うことは稀です。

営業は営業、現場は現場で業務を分担している場合がほとんどですが、よくあるのが、「依頼者の意向・希望が現場に伝わっていない」ということ。

「見積り時に営業担当者に伝えたはずなのにその部分の作業がなされていない…」といった状況です。

一度や二度ならまだしも、同じようなことが改善されずにずっと続くとなると困ってしまいます。

「現場の人は一生懸命やってくれていいのだけれど、パイプ役となる担当者がどうもよくない…」

残念ながら、これは清掃業界ではよくある状況です。

 

営業担当者と現場担当者間のコミュニケーション不足のみならず、もっと困ってしまうのが、「業者間でのコミュニケーション不足」です。

 

清掃業界でも受注会社とサービス実施会社が異なるのはよくあること。

いわゆる元請け・二次請けの関係です。

元請け会社に伝えたはずの重要情報が二次請けのサービス実施会社に伝わっていない…。

元請け会社の担当者は対応もよく清潔感があっていいのだけれど、現場の人たちの態度やマナーに問題がある…。

 

三次請け、四次請けといった多重構造になっている場合も清掃業界では少なくありませんが、こうなるとコミュニケーションの問題がさらに深刻になります

作業が雑だった。マナーが悪い。報告もない

作業が雑だった。マナーが悪い。報告もない

「清掃の専門業者でホームページにも『プロの清掃』といった謳い文句があったので安心して依頼した。業歴も長い会社だった。けれども実際の作業は…。

これも残念ながらよくあることです。

 

プロというには仕事が雑すぎる。自分でやったほうがまだ良かった…。

仕事が丁寧で職人のようなこだわりがある。けれどもこちらの希望が伝わらない…。

作業が終了したのかどうなのか。待っていても一向に報告がない…。

改善を希望しても「これ以上無理です。作業範囲外です」の一点張り…。

車の停め方や作業員のマナーに問題がある。挨拶もまったくない…。

 

清掃会社としても努力していることですが、慢性的な人手不足、単価安などによりスタッフの教育・育成に十分な力を注げていないという業界の現状があります。

「仕事はある。でもやる人がいない。今の人員で昼も夜も稼働するしかない…」

こういった会社も少なくありません。

 

教育する時間も余裕もなく、新人スタッフを入社早々現場に投入。「やっつけ仕事」と言われようが、とにかくやらないことには仕方がない…。

このような状態が慢性化している業者だとすれば、「いい仕事」はなかなか期待できません。

 

依頼する前からいい業者かどうかを見極めるのは簡単ではありません。

「ダメでもともと」という考えをベースに、複数件の業者を試した上で選考するのもひとつかもしれません。