アパートやマンション、そしてオフィスなどでは、衛生管理のためにどのような方法がとられているのでしょうか。業者に委託する場合についてみていきます。
一般的には次の2つのアプローチで清掃していきます。
日常清掃と定期清掃です。
■日常清掃
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日常清掃は、文字どおり、日常的に行う掃除です。
毎日あるいは2〜3日に1回のペースで行われるのが一般的です。
内容は主に、いわゆる「掃き・拭き」の清掃です。
アパートやマンションの場合は、
・通路・階段・エントランス
・敷地内(外)の床を掃く
・モップやダスターをかける
・エントランスのドアやガラスを拭く
・ゴミ集積所の分別・整理・清掃
・その他、植栽、エレベーター、ドアまわり等の清掃
オフィスの場合は、
・フロアの掃除機がけ
・モップやダスターをかける
・トイレの清掃 ・机まわり(ゴミ集め、机や椅子を拭く)
・その他、キッチン、エントランス、敷地内外等の清掃
■定期清掃
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日常清掃が「掃き・拭き」の掃除だとすれば、定期清掃は「磨き・洗い」の掃除といえるかもしれません。
例えば、
・床を磨く(機械で洗浄する)、ワックスをかける、カーペットを洗浄する
・ガラスを磨く
・エアコンや換気扇を洗う
清掃の周期でいえば数ヶ月に1回、半年に1回、年に1回。エアコンなどであれば、数年に1回ということもあります。
日常清掃では補いきれない汚れや、日常的な清掃が特に必要とされない場所・設備を集中的・徹底的に清掃します。
■巡回清掃
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日常清掃は毎日行われるに越したことはないですが、実際これが行われているのは比較的規模の大きい、ビル・マンション・会社に限られます。
アパートや小規模のマンション・ビルでは、入居者(使用者)の数も多くはないですから、汚れの進行もゆるやかです。
このようなところでは日常清掃に準じるものとして、巡回清掃が取り入れられることもあります。
主には「掃き・拭き」の掃除なのですが、日常清掃とは違い、週に数回、月に数回といったペースで清掃員が巡回・清掃します。
■清掃の組み合わせ例
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日常清掃・巡回清掃・定期清掃のそれぞれを組み合わせた場合、概ね次のようなパターンになります。
①日常清掃 ― 定期清掃
②巡回清掃 ― 定期清掃
③日常清掃のみ(定期清掃は行わない。大掛かりな清掃は必要に応じて、随時発注する)
④巡回清掃のみ(定期清掃は行わない。大掛かりな清掃は必要に応じて、随時発注する)
⑤定期清掃のみ(日常的な清掃は自らが行う)
規模の大きいマンションですと、①、③。
アパート・規模の小さいマンションですと、②、④、⑤。
コストが高いのが①。
コストが低いのが④、あるいは⑤
といえるでしょうか。
この他にも「特別清掃」と呼ばれるものもあります。
1年に1回あるいは数年に1回といったペースで、高所のガラス清掃やエアコン清掃など各部位の大掃除をするものです。
巡回清掃や特別清掃については業者によってその呼び名がまちまちで明確な定義はありませんが、考え方としては、日常的な「掃き・拭き」の掃除と定期的な「磨き・洗い」の掃除をどの程度・どのペースで組み合わせるかがポイントになってきます。
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